xxaxx-Diary-

日々のヲタクの思考

私という人間

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今まで私が好きな推したちについて話してきましたが、今日は私の事を少しお話したいと思います。ツイッターで話したことがある方はなんとなく私の性格や生活などがわたると思いますが、今の感情を書き留める意味も込めて少しお付き合いください。

 

私は田舎にいる一般的な主婦です。小学生の男の子が二人いる平凡なお母さんです。17歳の時から付き合っていた彼と20歳で結婚して21歳で長男を出産しました。

それまでも波乱万丈な人生でしたがその辺はまた今度。

 

ちょうど長男の妊娠がわかる数か月前に、主人の母が突然亡くなってしまったときから私の人生は私のモノではなくなった気がします。そのころ主人にはまだ小学生の妹がいました。主人と話し合った結果、義父だけで妹を世話することは難しいと彼女を世話することを決め主人の実家に入りました。その間に自分の妊娠もわかり、いろんなことが目まぐるしく変わり、自分が自分じゃなくなっていくのを日に日に実感していったのです。まだ学生気分の抜けていない小娘が、いきなり小学生の母親代わりをして、義父含め家族の家事を一手に引き受け、右も左もわからないまま自分のおなかも大きくなっていく…

 

まるで、目の前で誰かの物語が流れていくのを、ただただ見ているような不思議な感覚で毎日必死に自分を演じていました。わがままも言いたかったし、正直投げ出したいときもありました。子供から見たら大人はみんななんでもできて当たり前、知らない事なんてない。それが何を聞いても「わからない」「どうすればいいんだろうね」「調べてみるからちょっと待ってね」そうやって頼りない私を見て、不安になったことでしょう。もしかしたら、そんな自分を責める気持ちが伝わっていたのかもしれません…

思春期になることもあり義父と妹の口論が日常的になっていきました。

 

長男を出産後、初めての新生児に戸惑いました。でも身近な先輩はいません。でも子供は毎日おなかがすくし、夜泣きもします。でも家事や学校行事があればそんなことにかまっていられないのです。主人は男は外で稼いできてなんぼ!女は家のことを完璧にしろ!という、今どき珍しいほどの亭主関白でしたので子育てや家事の手伝いなどをやることはありませんでした。むしろそんないっぱいいっぱいで、心の余裕がなかった私や家族を避けるように仕事をいれていたような気がします。

 

そんな中出会った「歌ってみた」「ボーカロイド」には本当に心が救われました。

出会ったキッカケなどはこちらで触れています。

xxaxx.hatenablog.com

 

曲に込められた思いや、物語に現実逃避をして自分を誤魔化しながら毎日を過ごすことで生きていけたのです。こんなのおかしい、と思われるかもしれませんが、彼らの活動を追うことで明日への活力になったし、非力な自分でも彼らにとってはいち視聴者なんだという肯定感に似た感覚があり、目の前を流れる物語を自分の足で歩く気持ちになれたキッカケでもありました。

 

そんながむしゃらな自分を見つめるきっかけをくれた推したちには感謝しています。

 

そんなこんなで、無理やり大人の階段を駆け上がった弊害として、今でも自分を出すことは苦手です。自分に自信がないし、自分の些細な言葉で、誰かを無意識に傷つけてしまうことが無性に怖いのです。基本的に、平和主義だし他人を平等に見ることで自分を守っているんだと思います。なので本当の自分の意見がわからなくなることも多いし、誰かの一般論に合わせて自分の感情を押し殺すことが得意なのです。世間の荒波を乗り越えるのにはとても役に立ちました。でもそれが原因で自分の人生をなぜか客観的に見てしまっているんだと思います。自分を押し殺して誰かが幸せならそれでいいとすら思ってしまうのです。だから私の生きてきた人生は誰かのための人生なんです。

 

今は色々な環境が変わってだいぶ生きやすくなりました。自分の人生を取り戻している途中ですが、いつか本当の私を取り戻して自分の幸せを見つけたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。