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日々のヲタクの思考

推しが趣味から始めた活動

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私の好きなニコニコの文化ですが、世間に認められ活動者たちが不自由なく活動できるようになるまでには数々の困難と障害があったことは、皆さんも耳にしたことがあると思います。その中で私が気になったのは、趣味で始めた活動が仕事として生きるためにしていくと決めたキッカケのようなものってあるのかな?ということです。

 

最近活動者になると決めて活動を始めた人たちは”これで食べていこう!これで有名になりたい!”というスタンスで活動を始める人が大多数だと思います。ですが、ニコニコ当初は純粋に作った歌を聞いてほしいとか、好きな曲を歌いたいとか趣味で始めた人ばかりなのです。好きなことを好きな時に作って、気に入ったらみんなに聞いてもらうということが事の起源なのです。今は活動者として活動を始めますが、昔は自分が活動者という自覚すらほとんどなかったと思います。

 

そんなこともあいまって活動者同士のトラブルやいざこざも度々見かける光景でした。

やれ誰と誰が喧嘩した。誰は異性に手を出した。誰はお金にだらしない。

といった一般社会であるようなトラブルがなんのフィルターも通さずにネットの世界に流れていったのです。中には嘘の情報もありますが、今ほどネットのマナーも確立されておらず、個人情報や素性がネットにバレればそれはほんの数時間で世界に晒され噂が噂を呼んでその人が大炎上するような時代だったのです。

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そんな激動の時代を歩んできたからこそ自分の活動にお金を払ってくれることに初めは抵抗があったように感じられました。気恥ずかしいようなそれでいて申し訳ないようなそわそわして同人CDを手売りしていたのが可愛らしかったものです。

 

でもそれも回を重ねるごとに規模が大きくなり、動く金額も大きくなっていくにつれてこのまま規模を大きくしながら活動を続けるか、それとも趣味の範囲を超えずに自分の管理できる範囲で活動を続けるか、決断しなければいけない時があったはずです。そこで初めて腹をくくってこの活動を仕事としてしっかりこなしていこうという決意が出来たんではないかと思います。

 

私たちは普段ほとんど無料で推しの配信や動画を見ることができます。ですが、そのどれもタダで出来上がるものなんてないんです。ツアーやインディーズ流通なんで事になれば皆さんが想像できない金額が動いています。それにかかわるすべての人の責任が自分に肩にかかるとわかってもあなたは活動をしますか?私はその責任を自分の趣味から始まった活動で支えていくという決断はできそうにありません。

 

ですが、その決断をして推したちは精力的に活動を続けてくれるのです。

リスナーにもっと素敵な曲を…

もっと素敵な景色を見たい…

それなのにこの世界的混乱のせいでフリーランスで活動している人やライブ活動を主に行っている人たちの生活が脅かされていることが心苦しいのです。確かに現時点では対策も治療法もなくただ事の収束を遅らせる事しかできません。でもそんな中でも推したちが裏でたくさんの打ち合わせを行い、沢山の人たちの生活を支えようと努力しているんです。

 

彼らの心が潰れるか、活動できないところに来てしまうんじゃないのかと心がザワザワしています。

どうか、いつもの無邪気にステージを走り回る推しが見られますように…