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日々のヲタクの思考

二次創作の文化について

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歌い手の界隈でもリスナーが自発的に推しのイラストを描いたり、自作のグッズで応援したりという文化がある。
元々歌い手さんは顔を出して活動しておらず、動画でもイメージイラストのみでした。なので好きな歌い手さんの特徴や見た目を区別するためにはそのイメージイラストを見て見分ける必要がありました。そのイメージイラストは絵描きで同人活動をしている方に頼むというのが多くあったのです。

そこでリスナーの中でも絵をかくのが好きなリスナーさんがファンアートとして自分でオマージュしたものを描くという流れが出来ていきました。活動の記念日に合わせて描いたり、新作動画が上がった後に描いたり、コラボ作品を友達と手分けして描いたりと、その時々で自分の感情を表す手段として、自作イラストをネットにあげる文化が定着していったのです。

ツイッターでタグをつけて投稿すれば、同じタグで投稿している他のイラストが見れるもの特徴の一つです。そこから人気が出て、イラストレイターとして活動する人も出てきて、好きなことが認められるという所もファンアートに夢中になる理由な気がします。

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それがどんどん発展してきて、そのイラストを使って自作のグッズを作る人も出てきました。自分が描いたイラストをポストカードに印刷してライブ会場で会うリスナーさんと交換したり、ライブ開催を祝ってフラワースタンドに自作のイラストを付けたり、数量でも自作グッズを加工してくれる工場の出現により、自分で使うようにアクリルキーホルダーにしたり、スマホケースにしたりと自作グッズの幅が一気に広がってきました。

ライブ会場で大量のグッズを買い、推しへの愛を表現する人も多くいますが、自作のグッズを持って応援しているリスナーさんもいます。推しの名前が入ったキンブレやうちわ、名前プレートなどの自作グッズは推しに自分はあなたを応援しに来たと伝える手段として人気ですし、周りと被らないグッズで個性を出したいという方もいるようです。

 

 

ところが、自作グッズのことで度々問題になるのが著作権のことです。

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個人の楽しむ範囲での自作グッズを作っている分にはなんの問題もないのですが、推しの名前やイラストを模したものでも販売や流通することは違法行為でペナルティーを受けることがあります。

ところが、知らずにネットで見かけたグッズを誰かがやっているから自分も作りたい!作ったものをみんなにも分けてあげたい!売ってほしいと言われたから販売したなどという安直な理由で違法行為をしてしまっている人が多いのです。

幸い、歌い手の界隈はもともと自主制作の文化があり、その辺の2次制作に関して寛大な対応が取られることが殆どです。ですが、それが当たり前ではありません。自分は悪気がなくてもダメなことはダメなのです。

無知は時に自分を滅ぼします。

どうか、知らないことを始めるときは折角ネットがあるのだから少し検索してみてから始めても遅くはないと思います。モラルが悪くなればその分規制が厳しくなり、最終的には全面禁止なんて未来もあり得るのです…

 

せっかく素敵な文化があるのだから許される範囲で自己表現をしていきましょう。

そして素晴らしい才能の種をもっときれいに咲かせて胸を張れるリスナーで居たいものです。

 

私も素敵なイラスト描ける才能欲しかった(/・ω・)/