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日々のヲタクの思考

刺々しい言葉によって…

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いつの時代も争いが繰り返されるのと同じようにニコニコ界隈でもそれぞれの時代で争いが行われてきました。
いつも問題になっているのがリスナーの推しへの過干渉です。推しが好きすぎるあまり推しの活動や友好関係などの良し悪しを勝手にリスナーが決める。それが原因でいざこざが起こる。この流れが多く見受けられます。現代は情報が飛び交う中で推しを身近に感じやすくなっている半面、距離感を誤り自分の感覚を押し付けやすくなっているように感じるのです。


自分が求める情報が容易に手に入りやすくなっており、推しの考えから交友関係、好みや家族構成まで様々な情報を知り得る機会があります。それ故に自分の想像の姿からかけ離れていればショックを受け、理想通りならさらに好きになるといった具合に気持ちの起伏があると思います。ですが、それだけでは満足できず、推しに直接自分の感想を送れる状況なのをいいことに言いたい放題勝手な意見を送り付けるのです。

 

 

私たちが人間で感情があるように推したちも人間で赤の他人の反応が気になり、一喜一憂するのです。

 それを気にも留めずにその時の感情をそのまま送り付けてしまうのです。
現実世界ではそんなことはしません。

なぜなら、目の前で知らない他人に自分の意見を伝える前に、相手の反応や気持ち、自分の言葉で傷つかないか、これを言ってしまったらどういうことになるんだろう?というその他多数の状況を一瞬で想像して言葉を選び、相手の顔色を伺いながら話すからです。ですがなぜか、ネット上ではその一瞬の思考を挟まずに思ったままを打ち込み伝えてしまうのです。すべての人がそうだとは思いませんが、誰しも感情的になりその言葉の鋭さを忘れて投げつけてしまうことがあると思います。推したちは自分が好きな活動をする事で注目される反面、常日頃この鋭い言葉を突き付けられる状況と隣り合わせなのです。多くの意見が本人の目に届く時に鋭い言葉が目に入れば傷つくでしょう。たくさんの人がいる以上様々な意見がある事は当たり前です。中にはふわふわな雲の様な意見があればとげとげしい意見もあるでしょう。それは理解したうえで伝える前に棘の鋭さを考えて伝えることはできると思うのです。

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初期のころは、推し個人を嫌うアンチという人たちが動画やツイッターに鋭い意見を送り傷つけることが多く見られました。そこで推したちは自己防衛のためにアンチの人たちをブロックして自分に棘が届かないようにしました。すると今度は、棘の矛先を推しを好きなリスナーに向けてきたのです。自分が応援している人の悪口を言われれば怒りますよね?そこでリスナー同士のいざこざが多くなりました。すると今度はこの状況を改善しようと注意する人が出てきました。でもその注意する人も防衛のために棘を振り回すようになってきてしまったのです。挙句の果てには、話題に上がっている関係のない人にもどうなんですか?と意見を求め一緒に棘をかまえる仲間を探す人まで出てきました…

そういった具合にいつまでも棘がなくなることはありません。形を変え、矛先を変えいつまでもチクチクしているのです。棘を無くせと言っているのではなく棘の鋭さを決めるのは自分だということを思い出してほしいのです。ネット上の人が同じ人間で同じように傷つくことを思い出してください。少しでも多くの人が言葉を投げる前に一瞬でいいので立ち止まって気持ちを想像するだけで救われる状況があること、救われる人がいることを思い出してください。

 

折角大好きな人に大好きだと伝えられる手段があるのです。

たくさんの大好きとありがとうを伝えることに使いたいと私は思います。