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日々のヲタクの思考

推しに会いに行くという事

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ネット環境が当たり前にある現代でそれでも推しのイベントへ行き、ライブ会場へ行くのはなぜなんだろうとふと頭をよぎりました。


家でも歌は聞けるし応援している気持ちを伝えたいならネット上でもできるのです。ですが、多くのリスナーは交通費をかけチケット抽選に勝ち抜きお洒落をして時間とお金をかけ推しに会いに行くのです。

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第一にライブ会場で聞く歌は生ものであり一生のうちでその日のその瞬間でしか聞けないものなのです。アクセントが違っていたり、ハプニングがあったり、会場との掛け合いがあったりと動画とは違うその歌を聞くことがそもそもの目的なのです。

身近に感じていた推しが現実世界にいて目の前で歌うその姿を見ることも会場にいく目的でしょう。動画上の2次元の姿ではなく同じ人間として目の前で歌う姿に最初は感動するものです。その時間はなんだか夢見心地で終焉後に家に帰ってまた動画を見たときにあれは現実だったのか?と半信半疑になりまた見に行きたくなるんです。

 

他には、同じ推しを応援に来ているリスナー同士の交流の場になっていることが多くネット上で仲良くなった人と会える機会だったりするのです。何年も前からネットで話している人と初めて会うときはなんだか気恥ずかしくよそよそしくなりますが、話しているうちにいつものネットのテンションになるのです。

推しがきっかけで友達が出来てライブ関係なく一緒に遊んでいる場面を何度も見てきましたがそれはとても微笑ましく素敵な化学反応の結果だと思うのです。身近に気の合う人がいなくて息苦しい人生を送っていた人が笑顔で写真をあげている様子を見ているとよかったねっと心から思うのです。同じ好きを通して気に合う仲間に出会えるなんて素敵すぎる。そして会場でのリスナーの一体感に心地よさを覚え幸福感に包まれて現実に帰る。そしてまた推しの応援をするのです。

 

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ですが、歌を歌うわけでもない握手会やリリースイベントに行くのは何故でしょうか?
それは直接推しに日頃の感謝を伝えたり、好きな気持ちを伝える数少ない機会だからでしょう。ライブが歌を受け取る場ならイベントは気持ちを送る場なのです。確かにネット上でも気持ちを伝えることはできます。でもそれは一方的な場合が多く伝わったかどうかすら不確かなことが多いのです。せっかく伝えるなら目を見て日々の感謝を伝えたいと思いませんか?そんな希望を叶えてくれるのがイベントごとなのです。

自分をアピールして推しの印象に残すことに全力を注ぐ人がいれば、ただ感謝を伝える人、いつもは聞けない質問をする人、普段聞いてる曲の感想を伝える人などその形は人それぞれです。でもみんな自分が好きな人に好きと感謝を伝えることに全力なのです。時間にしたら数十秒、もしくは数秒目の前の推しに自分を伝えることに必死なのです。

 

その一瞬の為に費やす時間は莫大なものです。
イベント開催が発表されれば参加条件を満たすためにグッズやCDを買う、そこからさらに抽選に選ばれる、行くことが決まれば自身の一番いい状態で会いたいが為に髪や洋服の手入れ・購入、交通機関の確保、など数々の下準備を経て緊張の面持ちで推しの前に立つのです。それだけ時間とお金をかけても推しの前で話せるのは数十秒なのです。でもその機会を逃してしまえば今度はいつ機会が回ってくるかわからない。だから全力でその数十秒に気持ちを伝えに行くのです。

 

なんて語ってますが、私は緊張のため名前を名乗って終わりましたw